千日回峰行
天台宗の寺院です。
数年前に一度訪れたが、桁違いの総本山。
もはや広過ぎて参拝できてない部分もあるため、再訪したいと思います。
僕もこれを知った時は、衝撃を受けました。
千日回峰行は、7年間かかります。
一度、挑戦するとなれば、途中でやめることはできません。
ただ唯一のやめる手段として、自害という選択はあります。
やり切るか、断ち切るか。
修行の中身は見ただけで、厳しいのは分かります。
1年目から3年目までは、1日に30キロの行程を毎年100日。
定められた礼拝の場所は260箇所以上。
4年目と5年目は、同じく30キロをそれぞれ200日。
ここまでの700日を終わったら、9日間の断食・断水・不眠・不臥の“堂入り”で、不動真言を唱え続けます。
この“堂入り”は人間が成し得ることができるのかと、知った時は驚愕をしました。
食べちゃダメ・寝ちゃダメ・飲んじゃダメ、横になっちゃダメを9日間‼︎
実際の映像がYouTubeにもあるので、『千日回峰行』と検索してご覧ください。
↓若くして千日回峰行満行者である光永圓道さんの本、面白いです↓
6年目は、これまでの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、1日約60キロの行程を100日。
7年目は200日を巡ります。
前半の100日間は“京都大廻り”と呼ばれ、比叡山山中の他、赤山禅院から京都市内を巡礼し、全行程は84キロにもおよびます。
最後の100日間は、もとどおり比叡山山中30キロをめぐり満行となるものです。
京都によく行くし、比叡山に行ったことがある僕としては、どんだけ長距離なのか想像し易いです。
確かにこの千日回峰行を達成したら、世界の見え方が全く変わりそう。
自分でやると決めた目標は死に物狂いで達成しよう、ということなのでしょう。
仏教もそうですが人間の真理を突き詰めるというのは、趣深いですね!
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